カオハガン島に暮らして25年。今、私は、カオハガンを「このような島なのだ」と捉えています。そのカオハガンのいくつかの魅力を書かせてください。
そして、その魅力に、何か惹かれるものを感じた方には、ぜひ一度カオハガン島を訪れていただきたいのです。
カオハガン島の海岸、周囲の海の水は、澄み切っています。
太陽が燦燦と降り注ぎ、空気も澄み切っています。雨の水も清らかです。海を渡ってくる風は爽やかで、疲れをそそぎ落としてくれます。朝日、夕日、空いっぱいに輝くような星、天の川、南十字星、夜空を彩る月の光。
そんなカオハガンの自然に包まれて、混じりけのない砂色の砂浜に30分もじっと座っていると、人間は大きな自然の一部なんだと、実感してしまいます。こんなバランスのとれた自然を創ってくれた「カミ」の存在を感じてしまいます。
カオハガンを包み込んでいる珊瑚礁は、自然の防波堤のような役目を果たしていて、高い波が入ってこないのです。津波、高波の心配はありません。そして、カオハガンのある熱帯珊瑚礁の海は、地球上でもっとも生物の種類の多い海域なのです。魚や、貝などがたくさん暮らしています。
地上には、ココ椰子などの大きな木がたくさん自生しています。世界でいちばん薬効の高いといわれる「ニーム」の木もたくさん生えています。ブーゲンビリア、ハイビスカス、プルメリアなどの、南国の花がいっぱいです。