宿泊施設「カオハガンハウス」

目次

カオハガンハウスとは?

「お帰りなさい!」 そんなふうに出迎えてくれるのが「カオハガンハウス」です。「家」というのがふさわしいような、アット・ホームな宿泊施設です。
澄み切った海に面した、自然素材で作られた、素朴な家です。静かで、風が吹き抜けて心地が良い!

三食の食事は、新鮮な食材で作られていて、ほんとうにおいしいのです。家族のようにみんなで、同じ食卓を囲んで、お話をしながら食べる食事は格別です。
他のお客様との出会いも、カオハガン・ハウスの醍醐味です。
カオハガンの滞在をしっかりと楽しんでいただくためには、中4日、5泊6日ぐらいのご旅行をお勧めいたします。カオハガンの自然と、暮らしの文化を楽しんでいただいたら、あなたの人生が変わるかもしれません。

カオハガン島の魅力をたっぷりと感じていただくための拠点として、カオハガンハウスがあります。
カオハガンハウスでは、宿泊施設の運営に加え、カオハガン島を堪能していただくためのツアーのアレンジ、島の暮らしや自然の豊かさを体験できるアクティビティ、自然の恵みや島の暮らしを活かした名産品の販売などを行っています。
これらを担っているのはすべてカオハガン島の島民たち。自然と共にある暮らしを知り尽くした島民たちが、皆様を島でお待ちしております。

同時に、カオハガンハウスは島民にとっても大切な存在です。
カオハガンハウスでは、より島らしい収入源を生み出すとともに、教育や福祉などの分野、災害時などに島民の最低限のニーズを満たすサポートを行っています。

カオハガンハウスでは、毎年クリスマスの時期に、ゲストの皆様からいただいた古着を島民に配っています。
また、小学校に文房具の寄付も行っております。
もしご自宅にご不要な古着や文房具があり、お荷物にならないようでしたら、ご来島の際にお持ちいただけるととてもうれしいです。
具体的には
・夏服(乳児から大人まで)
・冬服(厚すぎないもの。島では風が強く吹くときには寒さを感じます。)
・靴
・鞄
・折り畳み傘
・帽子
・ボールペン
・色鉛筆
・クレヨン
・マジックペン
・消しゴム
・鉛筆削り
・定規
・はさみ
・ノート
・絵の具
・画用紙
を募集しております。文房具は子どもたちでシェアしながら使いますので、使いかけでも構いません。
ご協力くださりありがとうございます。

宿泊施設としてのカオハガンハウスの他に、カオハガン島ファンの皆さまが集う「オンラインコミュニティ」、島の豊かさを配信している「Youtubeチャンネル 『愛と豊かさの島 カオハガン島』」、島の恵みがたっぷり詰まったおみやげが買える「オンラインショップ」の運営も行っています。

日本人スタッフ紹介

2017年に実務から引退した崎山に代わり、現在は島の男性と結婚し島民と暮らす杉浦佑子とエラミル嘉恵の日本人女性2人がカオハガンハウスの運営を行っています。

杉浦佑子

2014年10月からカオハガン島に住み始め、カオハガンハウスの運営に携わっています。2015年に島の男性と結婚、その年のクリスマスイブに、第一子を授かりました。

2020年には第二子を授かり、島民と同じく、カオハガン村に家を建て、家族4人で素朴な島の暮らしを送っています。
カオハガン・ハウスでは、マネージャーをしながら、スタディツアーのコーディネートなどもしています。

カオハガン島との出会いは大学生の時。叔父と叔母に教えてもらって知りました。その後、数年間はその存在すら忘れていたのですが、就職活動をする中で、これからの生き方を考えたときに、世間が良い、としている道にただ乗るだけの生き方は自分に向いてないと気が付き、違う価値観で成り立っている世界を見てみたくて“何もなくて豊かな島”カオハガン島を訪れました。

そこで、空間すべてが愛に満たされているコミュニティに感動。どうしてこのようなコミュニティが創られるのか知りたくなり、その後も何度もカオハガン島を訪れ、卒業論文もカオハガン島をテーマに執筆しました。

なんとなく、カオハガン島のことは分かってきたけれど、島民の生き方、在り方、関係性はその中に入ってみないと自分のものにできないと思い、島に住まわせて欲しい、と崎山にお願いしました。カオハガン・ハウスの運営をすることを条件に、快諾をもらい、初めてのこと尽くしの島での暮らしが始まりました。

人間の本質を生きている島民たちには、私が必死に隠してきた弱さも見えてしまう。それでも、その弱さを島民は丸っと受け止めてくれる。
毎日毎日、島民や島の自然と心と心の会話をしながら、人生の豊かさを身をもって体験させてもらっています。

エラミル嘉恵

カオハガン島との出逢いは、カオハガンキルトを通じてでした。
世界のハンドメイドの雑貨を扱うお店で勤めていたわたしは、カオハガンキルトが南の島でおばちゃんたちによってチクチクと縫われていると知りました。そして、南国のおばちゃんたちの手仕事を見るために、カオハガン島を訪ねました。

こんもりと豊富な緑と美しすぎる青、まっすぐな太陽と繊細な星の輝き。自然の中にいるってこんなに気持ちいい。
くるくると遊びまわる子どもたちに手を引かれて、村へ遊びに行き、竹のイスにのんびり腰かけているうちに、まるでわたしはこの島の人になってしまったのではないかという錯覚に陥ってしまいました。
言葉では表現できない、心があったまる場所。そこから動きたくなくなってしまったのを覚えています。

「カオハガン島に必ず帰ろう。」

そう決めて、日本の日常を過ごしていました。心身の不調和から体調を崩したことをきっかけにヨーガとの出逢い。呼吸を整え、身体を整え、考えをきれいにする学びのなかで、「幸せは自分のなかにある」ということを知りました。
カオハガンの島民たちが幸福感に溢れているひみつはそれだと確信しました。それが、ほんとうかどうか確かめたくて、2015年2月にカオハガン島へ移住。

海と動物を愛する島民と結婚し、二人のおてんばな女の子の母となりました。

“いま”を情熱的に生きる島民たちと一緒に、生きることは生活することを味わっています。

カオハガンハウスでは、わたしを島に引き寄せてくれたカオハガンキルトのお仕事にも携わっています。遠い南の島の憧れの人たちだったおばちゃんたちと、大笑いしながらの陽気なものづくりは、喜びに溢れています。 

なにげない豊かな日常を楽しみながら、自然と人へ貢献する。そして、いつも笑顔でいることを大切に生きています。