2020年10月のコロナ真っただ中から開始したカオハガン島のオンラインコミュニティは、今日で4周年を迎えました。
こうしてカオハガンハウスを存続することができているのも、ひとえにカオハガン島を大好きでいてくださる皆さまのおかげです。
いつも応援して下さる皆さまに心から御礼申し上げます。
メンバーの皆さまにはfbのグループにて2023年9月から2024年8月の1年間の収支報告をさせていただきました。
今回は、オンラインコミュニティの収益に加え、オンラインショップでご購入いただいた方々からいただいたご支援、カオハガンハウスにお泊りになった方々からいただいたご寄付も使わせていただいて行った活動内容を説明させていただきます。
□医療
村の医療担当者に毎月5000ペソを寄付し、担当者から医療が必要な島民に対して支援をしてもらっています。
□医療基金へ
島民が救急で病院に運ばれたり、重病にかかってしまった場合、医療費が島民が払える額ではなくなってしまうことがあります。
以前は崎山が個人的にお金を貸していましたが、現在は、我々で独自に医療基金を作り、運用しています。この基金の資金源は、個人的なご寄付などですが、昨年からオンラインコミュニティの収入の1割をこの基金の資金源にあてさせていただいております。
お金を借りた島民には最高2000ペソまでの10%の利子をつけています。
□奨学金
高校生6名、大学生3名のサポートを継続しています。彼らの下宿代、1か月の生活費、制服や各教科で必要な文房具等を支援しています。
□学校への支援
卒業式の支出など、学校からの要請に応じて、サポートを行っております。
また、8月の新学期には小学生と中学生全員に対して、各生徒に150ペソのサポートを行い、学校が指定する文房具のうち、重要度の高いものを担任の先生に判断してもらって、購入も担任の先生にしてもらいました。これにより、各家庭でそろえなければいけない新学期の準備物を大幅に減らすことができました。
□島民への支援
年に2回来てくださるジャパンデンタルミッションの歯科診療の活動、そして7月に市役所の保健所の職員を派遣してもらって行った犬・猫の去勢・避妊手術などに対して村を通して支援を行いました。
□ゴミ処理
島内でゴミ処理をできないため、ラプラプ市に持っていく必要があります。
カオハガンハウスの大きな船を使い、燃料費や人件費。トラック代などを負担しました。
また、ゴミの回収に必要な袋の支給も行いました。
その結果、コロナと大型台風の影響で約4年間山積みになっていたゴミをすべて今月運び出すことができました。
今後は毎週村が船を出してラプラプ市に運ぶことになります。
オンラインコミュニティの会員の皆さま、いつも応援してくださる皆さまのおかげで、上記のような、島の維持に必要なサポートを継続することができております。改めまして、ありがとうございます。
これからも、カオハガン島の豊かさをお届けしていきたいと考えております。
これから図書館の再開や珊瑚礁保護区のリハビリテーションプログラムなど、島の未来のための取り組みを積極的に行っていく予定です。
そのためにも、オンラインコミュニティの会員を現在も募集しております!
詳しくはこちらをご覧くださいませ。
いつも応援してくださりありがとうございます。
2024年10月24日
杉浦佑子、エラミル嘉恵