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ラプラプ市でカオハガンキルトが展示されます

ラプラプ市でカオハガンキルトが展示されます

マクタン島にあるラプラプ市アートギャラリーにてカオハガンキルト展が始まりました。

9月12日のオープニングセレモニーにはラプラプ市長が参加され、カオハガンキルトにとって初めての地元ラプラプ市でのキルト展開催を祝福してくださりました。

カオハガンキルトが始まって、約30年が経とうとしています。

これまで最前線で活躍してきたキルターは一人ずついなくなり、彼女たちが残した功績は新しい世代へと引き継がれています。

カオハガンキルトが始まった頃に比べると、キルトのつくり手は少なくなっていますが、

暮らしの中で家事の合間にアップリケをしたり、キルティングをしたりする姿を見ていると、キルトは彼らにとってライフワークであり、趣味のひとつになっているのではと感じています。

日々の暮らしは決して余裕があるものではないけれど、「楽しみながら仕事する」ということを習得したキルターのお母さんたちの姿はとても優雅で美しい。

彼女たちが描く穏やかな日常の風景、カオハガン島の森羅万象を描いた作品は、彼女たちの島への愛が溢れています。

フィリピンの小さな島で生まれた作品が、同じフィリピンという故郷を愛する人々にその価値を認めてもらえることに、キルターたちも深い喜びを感じています。

今回のキルト展では、これまでキルトづくりを支えてくれた亡きメンバーたちの作品も飾っています。

彼女たちがまるで同窓会をするように集まって喜びを分かちあってくれているような気がして、とても温かい気持ちになりました。いつも見守ってくれて、ありがとう。

これまでカオハガンキルトを応援、ご支援してくださっている皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。