キルトの歴史

SONY DSC皆さん、「キルト」というものを、ご存知ですか?
「キルト」というのは、二枚の布の間に、薄く広げた綿をはさんで、その三枚をしっかりと縫い合わせた布の作品です。その三枚を縫い合わせる作業のことをキルティングといって、出来上がった作品が「キルト」なのです。
現在、世界中でつくられているキルトは「パッチワーク・キルト」と呼ばれるもので、表側の布に、いろいろな美しいデザインがほどこされています。
そのデザインには二種類あって、そのひとつが「ピースワーク・キルト」です。「ピースワーク・キルト」は、三角や四角にカットした布、もしくは自由にカットした布を幾何学模様に縫い合わせたものを、表側の生地として使っています。
もうひとつは「アップリケ・キルト」で、思いのままにデザインして切り取った布を縫いつけ、さまざまな自由な表現をした作品を、表側の布として使っています。
もともとが、インドあたりで始まったものらしいのですが、まずはイギリス、ヨーロッパに広まり、そこからアメリカへの移民が始まり、その移住者たちが更に西部への開拓を始めたときに、キルトの歴史が大きく花開いたのです。その開拓時代の不便な暮らしの中で、寝具や敷物などとして日常に使われ、ときには渡し舟の料金の代わりとして使われたりして、アメリカで広く普及をしたらしいのです。
その後は、アメリカでの人々の暮らしの中にしっかりと定着し、さらに1960年ころからは、アートとしてたくさんの人がつくり始め、今では世界中に広まっています。ほんとうに暮らしの中で使われ、毎日の暮らしに密着した布の作品ですので、暖かさが感じられるのです。
日本でも数十年前の編みものに代わって、今ではご婦人たちの間でもっとも普及されている、布のアートとして愛されています。

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