自然の素材をつかって創り、学ぶ

b-4_1昼間カオハガン島を歩くと、島中の家々で「キルト」を縫っています。島民の5人に一人くらいが「キルト」をつくっているのです。その自由なデザインの、すべてが手仕事の「カオハガン・キルト」が、今、世界中で評判になっています。
アメリカでも、「ナショナル・キルト・ミュージアム」をはじめ、すでに数箇所で展示会をしましたが、たくさんの方が、「カオハガンのキルトからは、愛が伝わってくる」と絶賛してくれるのです。カオハガンの人たちは、日常島から出ることはほとんどありません。島の自然に毎日接し、その自然を知り尽くし、愛しているのです。そんな自然を自由に描いたユニークな「キルト」から、自然と愛が伝わっていくのでしょう。

20メートル以上もあるココ椰子の木にするすると登り、実を採ってきて中のココナツを削り取り、焚き火の火で煮詰めて「ココナツ・オイル」をつくります。
太い竹を二つに割って、そこに海水を入れて約一週間太陽にあてておくと、乾いて、塩ができます。雨が降ってきそうになると、すぐにシートをかぶせます。竹の風味のついた独特のおいしいお塩ですよ。
椰子の大きな葉を切り取ってきて、葉の枝葉の芯をそぎだして、束ねて箒をつくり、使っています。長さが60センチくらいの短い箒で、腰をかがめながら、そこいらじゅうを履いています。
それから、マホガニーやトゥガスという木を削って、お皿、お椀、スプーンなどを創っています。独特な魚のかたちをしたお皿など、楽しいですよ。
そのほか、前に書きましたが、毎日、潮の引いた海に出て小魚や貝を採ったりしています。
このように、自然の中に、「使用価値」を見つけ出して、自分で、自由に何かを創り出すのが、島民たちの「労働」です。
そのような、自然の素材から島民たちが自分の手で創り出す、楽しい「労働」を、手伝ったりしてみてください。楽しいですよ。

島には子どもたちがいっぱいです。昼間は、そこいら中で遊びまわっています。よく見ると、これも、ほとんどが自然素材を使って遊んでいます。一緒に遊んでみてください。

カオハガンで創られているもの
ロムロムの敷物

SONY DSCカオハガン、そして近所の島々に生えている、パンダナスという植物の葉っぱでつくった、いろいろな日用品です。
パンダナスは高さが4~5メートルにもなる、枝がくねくねと曲がった植物で、その細長い葉っぱは長さ1メートルほどもあり、縁がギザギザになっています。幅は3~4センチくらい。その葉を1センチ弱の同じ幅に裂いて、干し、その繊維状のものを手で編むのです。その繊維状のものが「ロムロム」と呼ばれています。
もともと島民たちは、大きさ約 2 x 1.5メートルくらいのござのようなものを創り、それを布団の代わりに板の間に敷いてその上で寝ていたのです。今でも多くの家族は、それを寝具として使っています。
その繊維状のものを斜めに織り込んでいくのですが、途中からその繊維を継ぎ足したりして、けっこう複雑(なのをトル)です。そしてそれを編む人のスピードが、またすばらしい速さ(なのをトル)です。表から見ると継ぎ目がまったく見えず、そしてとても丈夫なのです。
現在ではその技術を活かして、ランチョン・マット、コースター、バッグなどを作っています。すばらしい、ローカルな美しさです。

ココ椰子の箒

b-4_3ココ椰子の大きな葉っぱの、枝葉のようになった部分の、芯の部分を取り出します。一本の葉っぱには、100本くらいの枝葉がついていますので、その芯も100本以上取れます。その芯は長さが60~70センチくらい、太さが3ミリくらいの、かなり硬い、そしてよく「しなる」ものです。先端が少し細くなっています。
それを、直径が3センチくらいになるように、しっかりと束ねて、太い方の端を紐できつく結びます。
島民たちはそれで地面を掃くのですが、短いので、腰を曲げたスタイルになります。疲れるだろうと思うのですが、島民はまったく気にしていないようで、片方の手を腰に回した独特のスタイルで地面を掃いています。
たくさんの方が買って帰られましたが、土間や玄関などを掃除するのにはとても適しているそうです。
空港の通関でもまったく咎められませんので、どうぞ、お持ち帰りください。きっと、お掃除が楽しくなりますよ。

ニームのお茶

Exif_JPEG_PICTUREインドに4、000年以上の歴史を持つ、アーユルベーダという民間療法がありますが、その薬としてたくさん使われている植物のひとつが、ニーム(インドせんだん)です。この植物に含まれている成分が、たくさんの、特に、消化器系、循環器系、呼吸器系、泌尿器系の病を治してしまうらしいのです。
幸いなことに、カオハガンに自生している樹木の半分以上がニームの木で、
島民たちは昔から、葉っぱや、茎を、噛んで歯の治療をしたり、煎じて、いろいろな病気を治してきました。
日本にある「ニーム協会」にも薦められて、今、カオハガンではニームの葉のお茶をつくっています。
私自身この15年以上、毎食後この「ニーム茶」を飲んでいますが、大きな病気を一切したことがありません。最初に飲むと、苦い感じがして抵抗を感じる人もあるようですが、少し飲み続けると、爽やかで、おいしくて、止められなくなりますよ。そして、ほんとうに健康に良いのです。
この「ニーム茶」を飲み続けて健康をお守りくださいと、心からお願いしたい飲みものなのです。

海水から採った「お塩」

OLYMPUS DIGITAL CAMERAカオハガン島は、周囲を、清らかな、透き通った海水に囲まれています。
船で一時間ほど離れたボホール島には、太い孟宗竹がたくさん生えています。それを切ってきて、二つに裂いて日向に並べ、そこに、海水を汲んで、約一週間、日に乾かすと、まさに海水から直接に採りだしたお塩ができるのです。ちょっと、竹の味がする感じで、とてもおいしいですよ。大好きになりますよ。

ココナツ・オイル

SONY DSCココナツの実を、ココ椰子の木に登って直接採ってきて、その実を二つに割り、中のココナツを削りだします。削り取った白いココナツを絞って、ココナツ・ミルクを抽出します。次に、乾かした実の殻を炊いて火をおこし、ココナツ・ミルクをお鍋に入れ、火にかけて、ココナツ・オイルを煮出します。
温まってくると、ミルクの中の脂肪分、たんぱく質が荒い粒のようになってきます。それがまだ、真っ白なうちに煮出した「透明なオイル」と、更に火に掛けて、それが薄い茶色に変色し、香ばしさを引き出した「薄い茶色のオイル」と、二種類の「ココナツ・オイル」を創っています。
透明なオイルは、身体に塗ってください。私は、毎日シャワーを浴びた後に、顔、腕、足などほぼ全身にこのオイルを塗っています。すっきりとしますよ。
また、ちょっと茶色の残っているオイルは、食用に使います。ココナツの香りがたっぷりと残っていますので、それが料理に移っておいしいですよ。また、デザートにバナナなどを食べるときに、ひとくち大に切って、このオイルをたっぷりとかけて食べると、ほんとうにおいしくなります。
無添加、完全な手作りの、「バージン・ココナツ・オイル」を楽しんでください。

木のクラフト

b-4_7最近になって、付近の島々で採れるマホガニーなどを使って、木工クラフト創りをはじめています。
カオハガンらしい自由なデザインの、小物入れ、お皿、お椀、コップ、お箸、額縁、カレンダー、アクセサリー、はんこ、などを創っています。
ぜひ、使ってみてください。

 

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